@chigiradio さんの帰宅ログ
[凡例:ピンは・赤:出発地点、青:経過地点、黄色:到着地点 ラインは・赤:徒歩、青:公共交通機関、紫:自家用車] 大きな地図で表示
- 埋め立て地だったせいか船のように大きく揺れました。さすがに落下物のなさそうな所に逃げましたが、揺れが収まったあとはみんな割りと平静でした。
- 連れを探しましたがメールも電話もつながらず電車も復旧の見通しが立たないということで徒歩で帰宅してみることに。
- 大震災時の予行演習だ、なんて思ってたのですがよく考えたらこれは本番でしたね。
すでに営業が終了。mapを確認できなくなったため基本地下鉄の路線をたどっていくことに。
- →21:00ごろ日比谷から内堀通りを永田町方面へ。「丸ノ内線が復旧しそう」との情報があったため、国会議事堂前駅に行ってみるがまだのよう。この時点で銀座線と大江戸線、半蔵門線や南北線の一部は復旧。
- →内堀通り、いや外堀通り?に戻って永田町から赤坂見附へ。車道は大渋滞。間違えて溜池山王方面に進んでしまったのでついでに赤坂見附駅に行ってみる。運転再開はまだ。
- →紀伊国坂を上って四谷へ。
- →四谷から新宿通りに入って新宿方面へ。
- →いいかげん疲れてきたので四谷三丁目駅に行ってみると間もなく運転再開とのこと。やった!
- →23:00四谷三丁目駅(丸ノ内線)意外と空いている。
- →23:30荻窪駅(徒歩)
- →0:00ごろ自宅到着
- 道に迷ったりコンビニ入ったりしながらダラダラ歩いてたので結局6時間ほどかかってしまいましたが、途中丸ノ内線が復旧したので本当に助かりました。スニーカーにリュックという歩きやすい服装だったのも幸いでした。
- やってみて思ったのは携帯の予備バッテリーor充電器は持ってた方がいいということですね。ネットにつながりさえすれば地図を含め帰宅に必要な情報はなんとか入手できますので。
- 帰宅者支援情報や電車の再開情報などをほぼリアルタイムで知れたのは大きいです。iphoneのmapもルート検索や自分の位置が表示されるので便利でした。
- 同様に徒歩で帰宅する人たちがたくさん歩いていましたが駅を含めて特に混乱もなく、都心をただただ人がぞろぞろ歩いてるという珍しい光景を見て不謹慎かもしれませんがちょっと面白くなってしまいました。
- あと、公共施設以外にも帰宅困難な方のため自主的に解放してくれていた飲食店や事務所などが築地本願寺はじめかなりの数ありました。
- コンビニや飲食店、小売店などもほとんどが冷静に通常営業してましたし。これは確かに日本人すげぇやって。イイネ!を100個くらいつけたい気分です(笑)。
- と同時に、駅自体を閉鎖してしまったJRの対応はいただけませんね。りんかい線はJRではありませんが同様の対応をとったようでビッグサイト最寄り駅の国際展示場駅も閉鎖されていたので、日も落ちてきて寒い中、混乱もないのに再開を待ってる利用者を閉め出すのかと嫌な気持ちになりました。
- ついダラダラと書いてしまいましたが、いろんな意味で興味深い体験ではありました。ただ、そんなことを言えるのも幸運にも自分が無事でなんとか帰る手段もあったからこそ、というのは身にしみて感じます。
- とりあえず被災された方々が少しでも早くもとの生活に戻れるよう、微力ながら自分にできることをやっていきたいと思います。
ぼくもそうでしたが、twitter、ほんとに役に立ちましたよね!
コンビニもふつうに営業していたのにはぼくもびっくりしました。「いいね!」押したいです。ほんと。
いちばん興味深かったのは「これを予行演習だと思って」という感想。他にも同じような感想をおっしゃる方がいて、ぼくも、歩いて帰らなきゃならないか…と覚悟したとき、ちょっとそんなふうに思いました。東京に暮らす人間がいかに「いつかやってくる」と覚悟しているかがよくわかります。